転ばぬ先の杖を持ちすぎて転んでしまう前に 保険大国日本の病

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日本人は保険を掛け過ぎている。

そんな言葉をどこかで聞いたことがあると思います。

確かに世界的に考えると、日本人は保険入っている人の割合が多くその金額も高額であることが多いのが特徴です。

とは言え将来の不安が。

と、考えているあなた、本当にそれ、将来のためになっていますか。

●ちょっと異常な保険依存

もちろん、保険に入っている人の全てがそうだとは言いませんが、日本人の中にはちょっと異常なまでに保険依存に陥っている人見かけることがあります。

まず、よく見るのが、独身なのに死亡保険に入っている人。

もちろん貯蓄のほとんどない年金額もすこぶる低い両親を扶養しているというならまだわかりますが、

 

配偶者も子供もいない人に死亡保険の意味はありません。

むしろ、何で入っているのか聞いてみたいくらいですね。

また、資産運用についての知識やデータを何も持っていないのに、

 

貯蓄型の保険に入っている人も実はかなり多いのが現状です。

そして、貯蓄型の保険に入っていることを資産運用だと思っていない人もかなりの数います。

つまり、これは、よくわからないけど何となく保険に加入している人が日本には大勢いるという事なんです。

では、その理由は、何でしょうか。

●保険は大人の証

たとえば、30代後半や40代になって何の保険にも入っていないと、それを知った人から若干ひかれます。

それだけではなく、同じくらいの年代で、簡単な死亡保険に入っているだけで、ガン保険や入院保険その他各種保険に入っていなかったりすると心配されてしまいます。

そして、こういわれるのです「いい大人なんだから保険くらいちゃんと入っておけよ」と。

そう、つまり、日本においては保険に入るという事は大人の通過儀礼か何かのように考えられている側面があるのです。

保険に入っていないという事は、将来について真面目に考えていない、つまり大人の責任感がないという思い込み。

それが、家族もいないのに死亡保険に入ってみたり、それが資産運用だと知らずに貯蓄型保険に入っていたりという、

よくよく考えればおかしくて仕方のない状況を生み出しているわけです。

●保険はすすめられて入るもの

もう一つ、日本人の深刻な保険依存の原因が、保険はすすめられて入るものだという思い込みです。

一度はお目にかかったことがあるであろう保険の外交員の女性や、

テレビで盛んに宣伝しているほけんの窓口なんかがそれにあたるのですが、

 

そう言う人や場所で勧められるままに保険に入る。

実は保険加入者のほとんどが、こういう経緯で保険に入っています。

しかし、これでは、保険というもののメリットしか教えてもらえませんし、

そもそも、自分の入っている保険がどういうものなのかよく知らないままに入っているなんて状況が生まれてくるわけです。

そしてそれは、その保険に入ることが人生において得なのか損なのかよくわかっていないという事でもあります。

よく保険は人生で2番目に高い買い物だ、なんて言われますが、

そんな大きな買い物をそんな状態で済ませていて良いとはとても言えませんよね。

 

●そして杖の重みで転ぶ生活に

こうして、よくわからないまま大人だからそれが責任だからと保険会社に出向き、

勧められるままセミオートで保険に加入した結果、その保険料が家計を圧迫する。

なんてご家庭が、きっとこの世にはたくさん存在するはずです。

しかし、それって本当に保険のあるべき姿でしょうか。

保険とは、人生における転ばぬ先の杖となる物です。もしもの為の安全装置と言ってもいいでしょう。

しかし、その保険に入り過ぎたせいで、つまり転ばぬ先の杖を持ちすぎたせいで、

生活につまづいて転んでは意味がないと思いませんか?

安全装置のつけ過ぎでキケンなんていうのも、本末転倒も甚だしいですよね。

しかもその杖や安全装置が、どう自分を助けてくれるかもはっきりとわからない状態で。

そこまでして保険に入る必要はあるのでしょうか。

 

●保険より貯蓄

たとえば、あなたがガンになります。

このときガン保険に入っている人と入っていない人、どちらが安心でしょうか。

もちろんガン保険は健康保険の対象外である医療行為にも適用されます。

しかし、ガン治療において、健康保険の対象外である医療を受ける人は全体の0.16%でしかありません。

また入院保険に関しても、健康保険に入っていればほとんど問題ありません。

しかも、高額療養費制度を利用すれば月100万円の入院で、半年で40万円ほどしかからないのです。

そして死亡保険、これも、子供が18歳になるまでは遺族年金が月15万円もらえますし、

18歳を過ぎても妻が40歳以上なら中高齢寡婦加算があるので妻子は生活に困りません。

住宅ローンに関しては、ローンに組み込まれている保険で普通相殺されます。

これはもちろん一例にすぎませんが、こういうふうにしっかりと考えていくと、

保険に本当に意味があるのか疑問を感じてきませんか?

これならば、普通に貯蓄して何かの時に備えておく方がよっぽど賢いと、私は思います。

 

●まとめ 惰性で保険に入るべからず

いかがでしたか。

きっと、読んでいる方の中には、大人だからという理由で保険会社にすすめられるまま、

なんとなく安心だから保険に入っている人が多くいると思います。

しかし、もしかするとそれは、大きく損をしているのかもしれません。

もう一度自分の入っている保険を見直して、本当に必要か考えてみてください。

そして、個人的には、不必要な保険を全部解約してしまって地道に貯蓄する方がむしろ将来の安心につながると考えています。

転ばぬ先の杖を持ちすぎて、重みでつぶれて転んでしまう前に。

本当にその杖、必要ですか?

 

 

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